『姿勢が物語るもの』
慢性的な腰痛に悩まれているAさんがいました。
背中がいつも緊張していて力が抜けないと言います。
そんなAさんにはある特徴がありました。
Aさんは、座っているとき、立っているとき、いつも「顎を引く姿勢」をしていたのです。
顎を引く姿勢は、
顎を首(のど仏)に近づけた姿勢のことです。
実際に、顎を引いてみましょう。
顎を引くと、胸椎、腰椎が伸展するため、「反り腰」になりませんか?
そのまま、長時間過ごしていれば、腰が張るのも当然のことですよね。
Aさんには、「顎を引く癖があるので、顎と首の間にはスペース(空間)をつくりましょう!」とアドバイスをしました。
その場で実際に修正したところ、
背中の緊張が抜け、腰が軽くなった実感頂きました。
普段の何気ない姿勢・動作(悪癖)を繰り返すことによって、体は偏った使い方をします。
その偏った使い方が、今の姿勢に表れているのです。