『足裏から見直す、立ち姿勢』
日常での立位姿勢がトレーニングになるのをご存知でしょうか。
ある実験では、体の中で最も敏感な箇所は唇や鼻などを有する顔で、その次に手や手指です。
そして、3番目にくるのが“足の裏”です。
ご存知の通り足の裏には、分厚い結合組織の層や強固な短い筋肉などがあります。
けれども、固有感覚は鋭敏で全身のつながりを知覚しているから健康に生きて行く上で重要な部分なのです。
ところが、浮かれてはいられません。
体の中で3番目に敏感な足の裏や指は、最も早く衰えて行く部位でもあるのです。
ですから、私たちはお客様に日常生活で足の裏を感じてもらうようアドバイスしています。
簡単なトレーニングとしては、自分の体重が足の裏のどこにかかっているかを時々感じることです。
つま先に荷重している人が多く、その姿勢だと膝や股関節をはじめ姿勢による様々な体の問題を引き起こしてしまいます。
そんな時に「いま自分の体重が足の裏のどこにかかっているか?」とチェックすることで、足の裏の受容感覚器を刺激することができます。
私たちは、重心を足首の下に置くようアドバイスします。
そうするとコアから全身が一直線に重心線が通り、無理のない自然体がつくれるのです。
何気なく信号待ちしている時間はトレーニングのチャンスです!
モバイル機器の画面を見るより、足裏のトレーニングをして感覚鈍化を予防しましょう!!