『目から姿勢が崩れる』
小学生の頃、「背筋を伸ばして、体を正面にして座りなさい!」と、先生に注意された記憶があります。
「姿勢」も教育の一環として指導しているご家庭もあるでしょう。
本人は行儀の悪い姿勢だと理解しているものの、「自然としてしまう」のには、理由があります。
行儀の悪い姿勢の要因は「利き目」の存在です。
利き手・利き足があるように、目にも「利き目」があります。大抵の人は、「利き目」ではない目が「サボり気味」になっています。
「サボり気味の目」があると、“対象物との距離感”に対して、鈍感になると言われています。
自動車運転の交通事故を検証したデータでは、運転手から見て左側からくる人や自転車と衝突し事故を起こすことがよくあるそうです。
人は「右目が利き目」である割合が多く、左側の視野が狭くなっていることも関連しています。
「利き目が右目」だとすれば、右目で見やすい姿勢を気づかないうちにしているのです。
・右目がディスプレイ・黒板・ノートから少しでも近くなるように、左側に首を回旋する
・右目で見やすくなるように、上半身を左側に向けて座る・・・など。
だからと言って、「背中にものさしを入れるような」強引な方法で、姿勢は根本的に直せません。姿勢は「心地よさを感じる」ことで身についていきます。
<呼吸で心地よい姿勢を身につける>
人は目線を上げた=上目使いよりも、目線を下げた方が深く呼吸をすることができます。
デスクワークでパソコンの画面を見ている時、顎を引いた姿勢では上目使いになりやすく、呼吸が浅くなるのです。
改善点は顎を引かないように顔を正面に向け、目線を画面に向けた(目線を下げる)姿勢にすると、呼吸がしやすく、体中に酸素が循環し、集中力が持続します。
上記のように、<心地よい姿勢はどんな感覚なのか>実体験することで、身体は学習し記憶されていきます。
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姿勢は形で覚えず“体感”する
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※引用:トータルフィットネス☆ニュースNO.412 ニュース記事